万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

自民党の‘保守’は大日本帝国系?

保守主義と申しますと、自国が歩んできた歴史や今日に息づく伝統を大事にし、後世に末永く伝えてゆくことを良しとする考え方、というイメージがあります。国民一般が抱いてきた保守政党としての自民党のイメージも、対外政策に関しては親米という基本路線は…

結果から見る自公政権と元統一教会との関係

日本国民は、自民党が創価学会という新興宗教団体を母体とする公明党と連立政権を成立させた時から、同党の‘保守’という立ち位置を疑うべきであったかもしれません。自公連立政権については、右に偏りがちな自民党を公明党が政権の内部から牽制してバランス…

新興宗教団体による国家乗っ取り問題

自由には相互・平等性という制約があります。悪、すなわち、利己的他害性を容認する教義を信奉する教団は、信教の自由の名において保障を受けることはできないのです。そして、自由というものが、国家レベルにおいて独立性や自治(国民主権・民主主義)とお…

新興宗教団体と信教の自由

新興宗教団体とは、その本質において非民主的な存在なのですが、それでは、何故、政治思想としての危険性を内包している新興宗教団体が、かくも数多く設立されているのでしょうか。その理由としては、先ずもって、憲法が定める信教の自由の保障がありましょ…

民主主義を内部から壊す新興宗教団体

君主という存在は、かつては統治者であり、かつ、伝統的な権威をまとっている以上、本質的に、民主主義という価値との間に摩擦を起こしやすいという問題を抱えています。しかも、外部の組織に操られているとなりますと、民主主義のみならず、国家の独立性や…

世界支配と王族・皇族との関係は?

今日、不思議なことに、毎日のようにイギリス王室の話題が日本国内でも報じられています。日本国民にあってそれほど関心が高いようにも思えないのですが、イギリス国内のイベントへの出席といった些細な出来事まで、ファッション情報などを交えて報じている…

支配装置としてのメディア・芸能界支配の問題

アメリカ映画には、1941年に公開された『市民ケーン』という作品があります(オーソンウェルズ監督・主演)。ハリウッド映画には、見る人が見ればわかる、風刺、あるいは、暴露的な要素が強いのですが、同映画も、ウイリアム・ランドルフ・ハーストという実…

圧力あるいは同調圧力集団としての新興宗教団体

新興宗教団体の信者たちとは、悩める者、海外出身者、あるいは、麻薬常習者といった人々である可能性が極めて高く、このため、必然的に社会全体からすればマイノリティーとならざるを得ません。否、新興宗教団体を創設し、‘使う側’は、必ずしもマジョリティ…

新興宗教団体に入信する人々の動機とは?

新興宗教団体には、教団そのものに加え、信者の入信問題があります。信者が新興宗教団体に入信する場合、必ずしも動機は一つではないのでしょう。 多くの人々がイメージしているのは、耐え難い苦しみや悲しみから救われるために、精神的な安寧を求めて特定の…

近現代における新興宗教団体とは何か?

新興宗教団体は、どのような目的において存在するのか、その根本的な存在意義について深く考えたことのある人は、それほど多くはないかもしれません。真面目に質問すれば、おそらく、この問いに対しては、‘悩める人々や絶望の淵にある人々の心を救うため’と…

安部元首相と統一教会との政治的関係がもたらす地殻変動

安部元首相は、明治維新の原動力となった長州を父祖の地として、近代天皇家の闇とも関わる田布施システム中枢の一員としてこの世に生を受けています。明治維新は、イギリス、否、イギリスに拠点を置いていた超国家権力体をバックとしており、この流れは、満…

安倍元首相暗殺事件の背景に政治的動機があるとすれば

報道によりますと、参議院選挙の結果、改憲勢力3分の2の状態を維持したことを受けて、岸田首相は、憲法改正に向けた発議を急ぐ方針を示しております。憲法改正は、暗殺された安倍元首相の悲願であっただけに、その行方に関心が集まっています。故安部元首…

安倍元首相襲撃事件のシナリオは存在したのか?

政治家の暗殺といった大事件が発生しますと、兎角に真偽が入り混じった情報やフェイクニュースなどが飛び交うものです。その一方で、歴史においては、ケネディ大統領暗殺事件のように、政府サイドによって真相が隠され、組織的背景も指摘される正真正銘の陰…

山上容疑者は単独犯なのか?

山上容疑者が3Dプリンターを用いて製造した銃にあって、一度に6発の銃弾を発射できるならば、安倍元首相において確認された4つの銃創、並びに、選挙カーの弾痕は説明がつきます。しかしながら、3Dプリンターを使用したにしては、銃の形状は二つの金属製…

安倍元首相暗殺事件の謎

2022年7月8日、参議院選挙の投票日を前にして、日本国では衝撃的な事件が発生しました。それは、自民党候補者の応援演説に駆け付けていた安倍晋三元首相が、凶弾に倒れるというものです。報道によりますと、同首相と関係がある新興宗教団体への個人的な恨…

ウクライナ復興問題への素朴な疑問

ウクライナ側の試算によれば、同国の復興には、凡そ100兆円を超える資金を要するそうです。破壊されたインフラ施設や中世の面影を残す街並みまで元の通りに戻すには、100兆円があってもまだ足りないかもしれません。そこで、海外からも復興資金を調達するた…

ウクライナ危機の間接的な被害・損害は誰が償うのか?

今般、スイスで開催されたウクライナ復興会議における主要課題は、もちろん、ウクライナの戦後復興でした。ロシア軍の爆撃等により国土が破壊されたのですから、ウクライナの復興が議題となるのは当然のことなのですが、ウクライナ危機によって生じた被害や…

リスクに満ちたウクライナ復興資金問題

ロシアによる軍事介入を受ける以前から、ウクライナは、巨額の対外債務を抱え、資金繰りに苦しむ国でした。’ウクライナ危機’とは、かつてはこの財政危機を意味していたのですが、今では、国際紛争にその席を譲っています。ところが、今般、スイスにおいて開…

国際社会に言論の自由を-核の自衛的使用の問題

フランスの著名な人類学者であるエマニュエル・ドット氏は、今日、日本国の核保有を支持する稀な知識人の一人です。外的圧力もあって、なかなか核保有を言い出せない日本国にとりましては、海外の識者からの指摘はありがたいお話なのかもしれません。何故な…

スタートアップ担当相創設の悪い予感-’新しい社会・共産主義’?

先日、岸田内閣において、新しい資本主義を具体化する方策として、’スタートアップ担当相’なるポストの創設を検討しているとの報道がありました。近年、アメリカをはじめ他の諸国と比較して、日本国内におけるスタートアップの起業数が少ないことを懸念した…

日本国のアジア版NATO参加の大問題とは?-朝鮮戦争ファクター

日本国の岸田文雄首相がNATOの首脳会議に出席したことは、ウクライナ危機に端を発した西側陣営の強化という側面があります。NATOの会議であるため、第一義的にロシアが安全保障上の’敵国’として想定されていますが、ロシアと並んで脅威が共有されている国は…